REIのオリジナルレースは主に肌触りの良い天然素材で作っています。

リネンやコットン、冬には珍しいウールも。

丈夫な化学繊維の糸と違い、天然素材の糸は繊細で切れやすく、湿度や気温のわずかな変化にも影響されてしまうので、機械生産には熟練の技術を要します。

大量生産に向かず、職人の手仕事が欠かせない希少価値の高いレース。

そんな生産が難しい天然素材の、さらに細番手の糸を使って作るのが、REIのオリジナルレースです。

REIの代名詞ともなっているレースのコラージュ。

製品の製造過程で生まれる端切れや裁ち落としをさらにハンドカットし、手作業で接ぎ合わせて作ります。

ひとつひとつは小さなかけらですが、モチーフをカットしてつなげることで、アンティークのような独特の風合いが生まれます。

日本だけで年間何十万トンもの廃棄残布が出ていることが近年問題視されていますが、REIでは布を捨てないものづくりに長らく取り組んできました。

小さなレースのかけらたちを膨大な数のまち針で繋ぎ合わせ、一枚のレースに仕立てていく。

時間と手間がかけて、手仕事を惜しまず。

REIがこれまで作り上げてきたレースの歴史を紡ぐような、新しくどこか懐かしいレースの表現です。